ジャニーズ事務所の前社長の性加害問題を巡り、謝罪する動画や文書とともに公開された藤島ジュリー景子社長の画像

　ジャニーズ事務所のジャニー喜多川前社長（2019年死去）から性加害があったとする元ジャニーズJr.の男性の告発を巡り、同事務所の藤島ジュリー景子社長は14日「何よりもまず被害を訴えられている方々に対して深く、深くおわび申し上げます。関係者の方々、ファンの皆さまに大きな失望とご不安を与えてしまいましたこと、重ねておわび申し上げます」と謝罪する動画と文書を発表した。 　藤島社長は、メディアなどからの質問に答える形で見解を表明した。会社運営に関わる重要情報は、喜多川氏と、その姉の藤島メリー泰子元名誉会長（21年死去）の「2人以外には知ることのできない状態が恒常化していました」と説明。「（性加害について）知らなかったでは済まされない話だと思っておりますが、知りませんでした」「当事者であるジャニー喜多川に確認できない」として事実認定は避けた。 　再発防止策については、社内に「コンプライアンス委員会」を設置したことを表明。専門家の指導の下、5月中に社外に相談窓口を設け、対策に取り組む姿勢を打ち出した。