Ｆ１＝ハミルトン、長年のうつ病告白 10代前半からと英紙に
［３０日 ロイター］ - 自動車レースＦ１で個人総合優勝７回を誇るルイス・ハミルトン（３９、英国、メルセデス）が、幼いころからうつ病と闘ってきたことを英紙タイムズのインタビューで明らかにした。 ハミルトンは２００７年にＦ１初の黒人ドライバーとして２１歳でデビュー。翌年には早くも個人総合優勝を果たし、２０年には歴代最多記録に並ぶ７回目のタイトルを獲得した。 ６歳からレースに参戦していたハミルトンはうつ病について「レースでのプレッシャーや学校でのいじめが原因だったと思う。話せる人がいなかった」と２８日公開のインタビューでコメント。「人生を通じてメンタルヘルスに苦しんできた。うつ病にかかっていたのは１３歳くらいから。２０代には本当につらい時期があった」と明かした。 その一方で「両親から受け継いだこと、パターンや物事へのリアクション、それらをどう変えられるかを学んでいる」と続け、「だから過去に怒りを感じたかもしれないことでも今は動じない。私はより洗練されている」とコメント。キャリア初期よりも現在の方が成熟していると語った。
