上田桃子、ラストマッチになる可能性がある一戦へ「感傷的な気持ちは全くない。そんな余裕はない」/国内女子ゴルフ
女子ゴルフの「大王製紙エリエールレディス」は14日から4日間、愛媛・エリエールGC松山(6575ヤード、パー71)で行われる。今季限りで第一線を退く元賞金女王の上田桃子(38)=ZOZO=は13日、プロアマ戦に出て最終調整。次週の今季最終戦「JLPGAツアー選手権リコー杯」出場権獲得を目指す。 最後まで自分らしく戦い抜く。上田は、結果次第で〝ラストマッチ〟になる可能性がある一戦を前に「感傷的な気持ちは全くない。目の前の試合を頑張るしかないので、そんな余裕はないです」と表情を引き締めた。 3日にインスタグラムで第一線を退く意向を表明した38歳。前週の「伊藤園レディス」は予選落ちしたが、同じ熊本出身の竹田麗央の年間女王が確定。「世界に通用する選手。熊本県人としてうれしい」と喜んだ。 今季は残り2戦で、メルセデスランキングは現在46位。今季の優勝者ら40人で争われる次週の最終戦「JLPGAツアー選手権リコー杯」出場には、今大会で単独8位以内に入る必要がある見込みだ。「自分の持っているものを全部出し切って来週につなげたい」。2007年に優勝して賞金女王を決めた思い出の大会で、上田が意地を見せる。(鈴木和希)