終戦直前の米軍機攻撃で犠牲 駅員や将兵など約40人向け成東駅職員が追悼行事
第2次世界大戦の終戦直前、米軍機の攻撃で、およそ40人が犠牲になった千葉県山武市の成東駅で13日、追悼行事が行われました。
13日昼前、JR成東駅で行われた追悼行事では、13回忌の際に建立された、追悼の碑に駅長ら7人が花束を手向け、爆発が起きた時間にあわせて1分間の黙とうを捧げました。
終戦2日前、1945年8月13日の午前11時40分頃、当時の国鉄成東駅に止められていた貨物車に米軍機4機による機関銃の攻撃がありました。貨物車には大量の火薬などが積まれていたため、爆発、炎上。駅長ら駅で働いていた15人と将兵27人が犠牲になりました。
JR成東駅の平山貴士駅長は献花・黙とうした思いについて「戦争で15名の先輩が尊い命を失った。これからも平和な世の中であってほしいということできょうを迎えた」と話しました。