【サッカー天王山ワイド・ACL編】横浜F・マリノス、悲願の初制覇へ! 勝て勝て勝て!
秋春制で行なわれるサッカーのリーグ戦、カップ戦は今がまさにクライマックス! アジア&欧州の王者が決まる運命の決勝戦を前に、番記者やスポーツライター、熱狂的サポーターがその見どころを語り尽くす!【サッカー天王山ワイド①ACL編】 【写真】運命の第2戦、マリノスのキーマンとなる宮市選手 * * * 5月11日、5万3000人を超える観衆が詰めかけたACL(AFCチャンピオンズリーグ)決勝第1戦でアルアインFC(UAE)に逆転勝利を収めた横浜F・マリノス。 ACL初制覇を目指すクラブの現状を、マリノス番記者を務めるスポーツ報知の岡島智哉記者に語ってもらおう。 「『リーグ戦に集中できない』という意見もあるなど、ACLはJリーグサポーターから下に見られがちな大会ではあります。マリノスもこれまでなかなか勝てなかったからこそ、そういう反応のサポーターが多かったかもしれませんが、第1戦の勝利で変わったと思います。ACLという大会のすごみをクラブもサポーターも再認識したはずです」 ホームの第1戦では、前半の立ち上がりに失点したものの、後半に2ゴールを奪い、逆転勝利。超満員の日産スタジアムは沸きに沸いた。 「植中朝日選手が同点弾を叩き込んだ瞬間、スタジアムの空気が一気に爆発し、『これは勝ち越すな』と直感しました。スタジアムが勝たせたというと大げさかもしれませんが、そのくらい選手たちを後押しする大声援でした。マリノスというクラブが新しいステージに進む、大きな一歩になった90分だったと思います」 5月25日(現地時間)に敵地UAEで第2戦が行なわれる。第1戦で会心の勝利を飾ったマリノスだが、選手たちに慢心はないという。 「あくまでも"前半90分"が終わっただけですからね。渡辺皓太選手の勝ち越しゴールが決まった後は、ベンチも喜びを爆発させていましたが、試合終了後はどの選手も次の試合に向けて気持ちを切り替えていたのが印象的でした。 中東のチームはホームだとめちゃくちゃ強い。アルアインは勝たなければいけないので、戦い方も、選手の目の色もまったく変わるでしょう。第1戦と真逆の展開が起こりうることを想定し、対応してもらいたいです」