百舌彦から見たまひろと道長の「二人だけにしかない関係」
「婚姻関係結んでるわけでもないですし、恋人にのように出会ったわけでもないし、でも何かの折にわざわざ家に行ったりとか。どんな関係って、わからずだと思いますね。その時代において1個の言葉で形容できるような関係ではないと思うんですね。今だったらソウルメイトとかそういう言葉があると思うんですけど。だから、本当に「わからない関係」が1番もしかしたら合っているのかなって。今考えたら新しい関係性というか、見たことがない、2人だけにしかない関係性なんじゃないかと思います。そこには立ち入れないでしょうし、ついてって、ついて帰るっていうことしか自分はできない」
同時に、二人の年を重ねての変化、逆に変わらない点について「あの距離感だから普通に4年ぐらい会ってなかったりもするじゃないですか。でも会っても戻れる、そういう友達とかは皆さんいらっしゃるでしょうけど、それは男女であったり。かといって会うたびに何かそういう抱擁したりとか口づけをしたりするわけでももうないじゃないですか。年とともに変わるのかもわからないし、なんか美しい関係だなとは思いますけど」と語っている。(編集部・石井百合子)