「最古参の新幹線車両」いよいよラストスパートへ!ピカピカになった“最後の晴れ姿”が公開 現在も絶大な人気
500系が最後の全般検査を終える
JR西日本は2025年1月7日、500系新幹線(V8編成)が最後の全般検査を終えて、試運転のため博多総合車両所から出場したと発表。公式Xで映像を公開しました。 【映像】ピカピカに!これが最後の全般検査を終えた500系新幹線です 500系は、1997年3月22日に営業運転を開始し、当時国内最速の300km/h運転を実現した車両です。車体のデザインはドイツの工業デザイナーであるアレクサンダー・ノイマイスター氏によるもので、戦闘機のような流麗なスタイルが特徴となっています。 新幹線で最古参の営業車両でもありますが、現在も絶大な人気を誇っています。2008年以降は16両編成から8両に短縮された上で、山陽新幹線の「こだま」に使用されていますが、2027年度を目途に引退する予定です。 今回、最後の全般検査を終えた500系(V8編成)は、博多総合車両所の車両検修社員に見送られながら出場したとのこと。全般検査とは、車両から部品を取り外して細部まで徹底的に検査・修繕するもので、車体の再塗装も行います。全般検査を終えた500系は、ピカピカの状態で出場しました。 なお、JR西日本は、東海道・山陽新幹線用のN700S(16両編成)を、2026年度から2028年度にかけて10編成投入する予定。これに伴い、「のぞみ」などで運用していた既存のN700系を16両編成から8両編成に改造し、玉突きで500系を廃車とする計画です。
乗りものニュース編集部