外国人観光客が急増 交通事故想定 救護訓練にタブレットを活用
札幌で6日、日本語がうまく話せない外国人観光客が交通事故に巻き込まれたとの想定で救護訓練が行われました。訓練は、雪道でのスリップが原因で、乗用車と観光バスの多重衝突が起きた想定で、日本語学校に通うおよそ20人の外国人学生が負傷者役で参加しました。重症度を判断するため消防隊員がタブレットに書かれた英語を見せながら会話し、状況にあわせて病院に搬送しました。 参加した外国人学生は「yes I cannot・・・・」(通訳さん)「少しだけわかりますけど、基本的にはタブレットがないとわからないです」 札幌中央消防署ではコロナ後、外国人観光客が絡む交通事故の増加で、救護の機会も増えていることから、今後も訓練を重ねるとしています。