米国株式市場=大幅続落、ダウ1123ドル安 FRBが利下げペース鈍化示唆
[ニューヨーク 18日 ロイター] - 米国株式市場は続落し、主要3指数がいずれも数カ月ぶりの大幅安で取引を終えた。米連邦準備理事会(FRB)が0.25%の利下げを実施したものの、来年の利下げペース鈍化を示唆したことに一部で失望が広がった。 FRBは17─18日に開催した連邦公開市場委員会(FOMC)でフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.25%ポイント引き下げ、4.25─4.50%とした。同時に公表した金利・経済見通しでは2025年の利下げ回数が2回と想定され、9月の前回見通しの4回から半減。今後の利下げペースが鈍化する可能性が示された。 FLパトナム・インベストメント・マネジメントのチーフ市場ストラテジスト、エレン・ヘイゼン氏は「経済見通しの変更を見ると、選択の余地がなかったことが分かる」とし、「経済が従来予測よりかなり強いのは明らかで、(利下げを)一時停止したいという考えに寄与しているだろう」と述べた。 ダウ工業株30種の下落は10営業日連続で、11営業日続落した1974年10月以来最長となった。ダウとS&P総合500種は8月5日以来、ナスダック総合は7月24日以来の大幅な下落率を記録した。 中小型株で構成するラッセル2000は4.4%下落し、2022年6月16日以来の大幅安となった。 米10年債利回りはFOMCの発表後に4.518%と5月末以来の水準に上昇した。 株式投資家の不安心理の度合いを示すシカゴ・オプション取引所(CBOE)のVIX指数は11.75ポイント上昇の27.62と、4カ月ぶり高水準で取引を終えた。 S&P500の主要11セクターが軒並み下落し、不動産や一般消費財が下げを主導した。 暗号資産(仮想通貨)関連株も下落。FRBはビットコイン保有を認められておらず、保有を可能にする法改正も求めていないとパウエル議長が述べたことを受け、下げ足を速めた。 マイクロストラテジーは9.5%、MARAホールディングスは12.2%、それぞれ急落。ライオット・プラットフォームズも14.5%安だった。 ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を9.489対1の比率で上回った。ナスダックでも5.46対1で値下がり銘柄が多かった。 米取引所の合算出来高は約185億9000万株。直近20営業日の平均は143億6000万株。 終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード ダウ工業株30 42326. -1,123 -2. 43459. 43688. 42300. 種 87 .03 58 72 97 04 前営業日終値 43449. 90 ナスダック総合 19392. -716.3 -3. 20114. 20179. 19336. 69 7 56 98 77 59 前営業日終値 20109. 06 S&P総合50 5872.1 -178.4 -2. 6047.6 6070.6 5867.7 0種 6 5 95 5 7 9 前営業日終値 6050.6 1 ダウ輸送株20 15949. -454.5 -2. 種 73 4 77 ダウ公共株15 965.04 -26.63 -2. 種 69 フィラデルフィ 4970.9 -198.8 -3. ア半導体 8 1 85 VIX指数 27.62 +11.75 +74 .04 S&P一般消費 1866.8 -92.88 -4. 財 4 74 S&P素材 535.69 -15.95 -2. 89 S&P工業 1116.7 -32.45 -2. 7 82 S&P主要消費 871.03 -12.70 -1. 財 44 S&P金融 790.09 -24.66 -3. 03 S&P不動産 254.02 -10.50 -3. 97 S&Pエネルギ 639.66 -17.17 -2. ー 61 S&Pヘルスケ 1595.5 -22.27 -1. ア 7 38 S&P通信サー 343.24 -11.20 -3. ビス 16 S&P情報技術 4590.3 -141.5 -2. 0 8 99 S&P公益事業 377.81 -9.26 -2. 39 NYSE出来高 10.95億 株 シカゴ日経先物 ドル建て 38550 - 大阪比 3月限 650 シカゴ日経先物 円建て 38460 - 大阪比 3月限 740