北海道内の複数議員、ビールパーティーや交礼会 企業・団体献金の抜け道に
北海道内選出国会議員の複数の政治団体がビールパーティーなどを開催し、多額の収益を得ながら政治資金パーティーとして届け出ていなかったことが11月29日公表の政治資金収支報告書で分かった。政治資金パーティーではないため20万円超の券購入者の氏名などを収支報告書に記載する必要がなく、専門家は「企業・団体献金の抜け道となっている」と指摘している。 【表】政治資金パーティーではない催しで50万円以上の収益を得た道内選出国会議員の主な政治団体 2023年分の政治資金収支報告書によると、道内選出国会議員の政治団体のうち、50万円以上の収益を得ながら政治資金パーティーとして届け出ていない催しを開催したのは計3団体。 自民党の東国幹衆院議員(道6区)の政治団体「東くによし六区連合後援会」は昨年9月、旭川市内でビールパーティーを開き、少なくとも245万円の収益を得た。