寒さが厳しくなるこの季節、手放せないのがカイロです。このカイロ、ちょっとした工夫で、今よりぽかぽかあったかに使えるかもしれません。 　名古屋のホームセンター「DCM21」のカイロ売り場を取材しました。使い捨てカイロは鉄が空気中の酸素に触れて化学反応する際に出る熱を利用したもので、外袋から取り出すだけで発熱するタイプや衣服に貼るタイプなどが知られています。 「急に寒くなってまいりましたので、約1割ぐらい多く売れている」（DCM21熱田店 河本大地店長） 　 　全国のDCMでは12月2日からの1週間の売り上げはその前の週と比べて1.2倍以上でした。今、熱田店で人気なのは大容量のもの。1個あたりが割安になる60個入りを数箱単位で買っていくお客さんもいるといいます。平均55度の「高温」をうたう「マグマ」シリーズも人気です。 「お外で仕事をする人、当店の従業員を含めて屋外作業する人、レジャーやアウトドアシーンに合わせてご使用いただく方も多い」（河本店長） 　 　今年発売された「貼るマグマMAX」は背中の広範囲を覆う、特大サイズがウリです。1枚で通常サイズの2枚分の大きさです。一方で、約40度でじんわり優しくおなかを温める商品は女性に人気だといいます。 「おなか周り、背中周りが温かいだけでかなり温かく感じる」（河本店長）

効果的に温める工夫

カイロの効果的な貼り方

　DCMはホームページでより効果的に体を温める「工夫」も紹介しています。 　全身を温めたいときは首のあたりに。太い血管があるため、効率的に全身が温まります。 　 　肩甲骨と肩甲骨の間あたりに貼るのもグッド。 　血流が良くなり、身体がほぐれる効果があるといいます。 　そしておなかの、おへそから指2本分下の部分も下半身の冷えに効果的だとしています。 「屋内で使ってもらえるような足元などに合わせて温める商品もこの数年増えている。ご使用シーンに合わせたカイロを多数取り扱っているので、ぜひいろんな商品から自分の好みに合ったものを選んでいただければ」（河本店長）