生理の血で血糖値やコロナの検査までできるように!? デンマークの研究で明らかに
未来に向けて
QvinのクリエイターもFADpadのクリエイターも、自分たちの製品が婦人科検診の代わりになるとは思っていないし、それでいいと思っている。彼らが望んでいるのは、自分たちの革新的な取り組みが女性に自信を与え、ヘルスケアに関する決断を自分の意思で下す女性が増えること。 「私は、Q-Padが実際どのような形で患者の役に立つのかを理解することが大切だと思っています」とナセリ博士。「私が思うに、Q-Padはツールの1つとして見られるべきです。仮に病院で『コレステロール値が高いですね。赤身肉の摂取を控えて、毎日30分歩いてください。次の検査は来年です』と言われたら、次の検査までQvinを使うといった感じです」 FADpadのクリエイターが重視するのはアクセシビリティ。FADpadは、保険に加入していない人や十分な保険に入っていない人、医師の診察が受けられない人が定期的に疾患の有無をチェックするための安くて簡単なツールとして機能するべき。 バイエル博士のような産婦人科医から見ても、このような技術の進歩は女性にとってポジティブなこと。「さまざまな方法で女性をヘルスケアに巻き込めば、良い変化が現れると思います。採血や注射が好きな人はあまりいません。もともと自然に起きている方法で血液が採取できれば、患者さんもうれしいでしょう」。そうすれば、重要なデータを含む経血がまるっきり無駄になることもない。 ※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。