休養から2カ月以上・・・病名や病状は明かされず、新潟市・中原市長が12月議会で復帰の方向【新潟】
トップの休養から2カ月半、12月の議会から復帰の方向です。体調不良を理由に休養が続く新潟市の中原八一市長について新潟市は19日、来月の12月議会に出席する方向で準備していると明らかにしました。しかし、病名や症状については、明かされませんでした。 【動画】休養から2カ月以上・・・病名や病状は明かされず、新潟市・中原市長が12月議会で復帰の方向【新潟】 19日朝、開かれた新潟市議会・議会運営委員会。その冒頭、市の担当者は中原市長の復帰について言及しました。 ■新潟市 渡辺東一財務部長 「先週から体調を見ながら登庁し、短時間の執務を行っている。登庁の頻度・時間を増やしつつ、市議会12月定例会に出席する方向で準備を進めている。」 休養から約2カ月半。12月3日に開会する市議会12月定例会で復帰する方向が示されたものの、病名や病状については明かされませんでした。 ■新潟市 渡辺東一財務部長 「しかるべきタイミングで公表すると。例えば議会の会期中もタイミングの候補にはなる。」 出席した市議は・・・ ■新潟市議会 皆川英二議長 「ここまで来たことは非常に喜ばしいことであって、我々議会も無理を言わないで臨機応変に体調を見ながら一緒に議会運営出来ればいいと思っている。」 ■新風にいがた 小柳聡市議 「体調が回復したことは喜ばしいと思っている。」 その一方で… ■新風にいがた 小柳聡市議 「今日の時点でも体調不良の原因やこれから先どうなっていくのか、その見通しは不明な部分があったというのが率直なところとして感じた。」 ■無所属の会 中山均市議 「重要な判断が今のような状態でしっかりできるのか、様々な執務もそうだがそういう不安は今もあると思う。今の現状をしっかり説明してほしい。」 中原市長は9月上旬、フランスへの出張の直前、東京都内で体調を崩しました。直後に開会した市議会9月定例会では… ■池田藍子記者 「まもなく市議会の一般質問が始まりますが、今日も中原市長の姿はありません。」 市長提案の説明や一般質問では、野島晶子副市長が代わりに答弁。中原市長は、9月議会の全日程を欠席しました。 その後、10月中旬にも「体調不良が改善せず、今後もしばらくの間療養を続ける」とコメントを発表し、職務代理者を置かずにメールや電話で業務を指示していました。 ■新潟市 渡辺東一財務部長 「市長の判断をもらうタイミングが非常に限定的だったことはこれまでと違う。ただ判断をもらえずに仕事が停滞したことはないので、支障はなかった。」 長期にわたる、市のトップ不在。市民からも様々な声があがります。 ■市民 「3カ月でしょ、次を考えるのはまだ軽々だと思う。」 「ある程度の情報を流してももらわないと、どうしているか心配するばかり。」 「(代打など次の一手も?)やはり市民としては、そういうことをしてもらわないと行けないというところもある。」 「新しい方が出ることも一つの方法かと思うが、中原さんには親しみを感じていてぜひ再度出てきてもらいたい。」 復帰の見通しは示されたものの、いまだ明らかにならない病状。中原市長がどう説明するのか。注目の12月議会が迫っています。