30歳です。老後の年金が「月7万円」で不安です。いざというときは「生活保護」に頼っても良いのでしょうか? 貯蓄は「200万円」で持ち家です
生活保護を受給する際のメリットとデメリットとは?
生活保護を受給することで得られるメリットとデメリットを理解しておきましょう。 <メリット> 1.医療費の完全免除 医療費の自己負担が完全に免除され、高齢者や長期的な医療を必要とする人の負担が軽減されます。 2.住宅支援 住宅扶助を通じて住居費の支援を受けることができ、特に高額な住居費に悩む都市部の住民にとって大きな助けとなります。 3.生活必需品の支援 食料品や衣類などの生活必需品に関する支援が提供され、日常生活に必要な物品を購入する際の経済的負担が軽減されます。 4.社会的サービスへのアクセス 就労支援、教育支援、心理カウンセリングなど、さまざまな社会的サービスを受けることができます。 <デメリット> 1.資産や住居に制限がある 資産や住居に制限がかかり、生活が不便になる可能性があります。資産調査が行われ、預貯金や不動産の売却が求められることもあります。 2.ケースワーカーとの面談がある 生活保護を受給すると、定期的にケースワーカーと面談をする必要があります。その際に近況や収入について質問される場合もあるため、人によっては窮屈に感じるかもしれません。 3.働くことが求められる 働ける場合は就労が求められ、ケースワーカーからの指導やアドバイスを受けることになります。
まとめ
生活保護は国民の権利として生活に困窮する人なら誰でも利用できる制度ですが、資産や収入の状況に応じて利用は慎重に検討する必要があります。 そのためには、まずは働いて生活を安定させること。そして貯蓄を増やすことが大切です。貯蓄額によっては、それを元手に資産運用をしたり、節税対策を講じたりするのも良いでしょう。 そのうえで、生活が苦しい場合は福祉事務所などに相談し、適切な支援を受けるようにしましょう。これらの対策を講じることで、老後の不安を減らすことができるはずです。 出典 厚生労働省 生活保護制度 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部