万博リングで試験点灯 暗闇に巨大な木組みが浮かび上がる
2025年大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会は21日、会場となる夢洲(ゆめしま)(大阪市此花区)で建設中の大屋根(リング)の夜間照明を点灯させ、報道陣に公開した。パビリオンなどの建設が進む真っ暗な夢洲に、巨大な大屋根の木組みが浮かび上がった。 【写真】ガス爆発が起きた万博会場で建設中のトイレ。コンクリートの床などが破損した 大屋根は1周約2キロ、幅30メートル、高さ最大20メートル、完成すれば世界最大級の木造建築物となる。3つの企業グループが並行して作業を進めていて、この日は、大林組が担当する北東工区の一部(長さ126メートル)の木組みに取り付けた照明を点灯した。 協会によると、大屋根は4月末時点で木造部分の約9割が完成し、9月末に全体がつながる予定。来年4月からの万博会期中は毎日、時間帯や季節により異なる色合いの照明を点灯させる。