<フレッシュ球宴速報>オコエが高橋とのドラ1対決を制し二塁打&三盗
プロ野球のフレッシュオールスターが14日、倉敷のマスカットスタジアムで行われ、ウエスタン選抜の先発、ソフトバンク、高橋純平(19)と、イースタン選抜で「1番・センター」に入った楽天、オコエ瑠偉(18)のドラフト1位対決が、1回にいきなり実現。 オコエは、カウント、1-1から真ん中高めの145キロのストレートを見事にとらえて、センターのフェンスにワンバウンドでぶつかるツーベース。1軍で43試合、打率.183、1本塁打、6打点の成績を残しているオコエに対して、高橋は故障の出遅れと球団の方針もあって、今季はまだ1軍昇格はない。 オコエが1軍経験者の貫禄を示した。試合前には「選ばれたからには自分のプレーをしたい。打撃だけではなく、二盗、三盗とチャンスがあればやりたいですね」と予告していたが、二死となって打者、巨人の岡本和真(20)を迎えた場面で、カウント1-0から余裕の三盗も決めた。絶好のスタートを切ったためキャッチャーは三塁へ送球ができなかった。 打たれた高橋は、「力が入って、真ん中に入っちゃいました。三盗も決められて、オコエにはやらっれぱなし。機会があれば、やりかえします」とリベンジを誓ったが、オコエは、「お互いに自信を持っている真っ直ぐとフルスイングの勝負だった。しっかりミートできた」と冷静に振り返った。 オコエは、二回にも、二死一、三塁で、ウエスタン選抜の2番手、阪神、青柳晃洋(22)から低めのボールを、パンチショットのようなコンパクトなスイングで、センター前へゴロで抜けていくタイムリー。「今まで取り組んできた、いろんな課題のひとつを達成できたかな」と、技ありの一打には、オコエも納得。大舞台になればなるほど強い“持っている”オコエが大会MVPに向けて驀進中だ。