落語との出会いは修学旅行の飛行機の中… 四万十町出身 三遊亭萬都さん「二ツ目」昇進への思い【高知】
「二ツ目」に昇進すると雑用はなくなりますが、落語を喋る場=「高座」の数が減り、“自分で仕事を探す”必要があります。 「喋り」でお金をもらう、本当の意味での「落語家のスタート」。そんな萬都さんが、いま、この時代だからこそ伝えたい「落語の魅力」があるといいます。 (三遊亭萬都さん) 「いま、なかなか、『話芸』という芸能がなくて、テレビやYouTubeの時代ですので、『言葉だけを聞いて思い描く』芸能が無いと思うんです。『あっつあん』とか『ご隠居』とか言って、これ、僕がただ、右・左を向いて喋っているだけなんですけど、お客さんの方で登場人物・時代背景を思い描いていって成立する。これ、『お客さんが、半分は落語の世界を作っている』ようなもので、その『共同作業』で作っていく芸能はおもしろいと思います」 (高知の人たちへのメッセージ) 「二ツ目に昇進させていただきます。これで、自分が学んだ落語を高知の皆さんにも聞いてもらえる、また、落語会で東京の落語家を連れてきて皆さんに聞いてもらえる。そうやって、僕が大好きな落語を地元の皆さんにも楽しんでもらいたいと思っています。頑張って活動していきますので、よろしくお願いいたします」
テレビ高知
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