【ONE】武尊戦含め12連勝中のスーパーレック、階級上の王者ハガティーにONEムエタイルールで再戦「今回で決着をつける。リスクはあるがKOを狙う」=9.6『ONE 168: デンバー』
2024年9月6日(日本時間7日)に米国コロラド州デンバーで開催される『ONE 168: Denver』のONEバンタム級ムエタイ世界タイトルマッチで、王者ジョナサン・ハガティー(英国)に挑戦するONEフライ級キックボクシング世界王者のスーパーレック・キアトモー9(タイ)が、試合前の公式インタビューで現在の心境を語った。 【写真】ロッタンを撃破しているスーパーレック スーパーレックはONEフライ級キックボクシング世界王者。2024年1月の日本大会で武尊(team VASILEUS)と対戦し、大激闘の末に判定で競り勝った。今回は階級を上げて、ムエタイの王座獲得に挑む。 対するハガティーはONEバンタム級キック&ムエタイの同時2冠世界王者。今回のムエタイ世界王座は2023年4月のタイトル戦で、1R KO勝ちし、当時絶対王者と言われたノンオーから奪ったもの。2024年2月にはフェリペ・ロボをKOで下し初防衛に成功している。 両者はONE Championship参戦以前の2018年10月の英国『YOKKAO31』で対戦しており、その時はスーパーレックがヒジ打ちで左目尻にカットを奪ってドクターストップのTKO勝利。しかしこのストップ決着に、傷口はさほど深くないと納得いかない観客からブーイングが上がっている。 [youtube:BV9pqvo6Zv0:embed] 前回はボクシンググローブのムエタイ戦だったが、今回は米国デンバーでのオープンフィンガーグローブのONEムエタイルールでの再戦となる。 前回は『試合を止めるべきでなかった』という意見が多かった。今回は同じような反応は起きてほしくない (C)YOKKAO ──試合まで1週間となりましたが、現在のコンディションはいかがですか。 「全ては計画通りに進んでいる。ファンにとって何も心配することはない」 ──ファイトキャンプでは、どんなことに集中していましたか。 「通常のトレーニングとは別に、高地対策で筋力トレーニングに重点をおいた。より持久力とスタミナのある肉体にするため、新しいアプローチで肉体を鍛えたよ」 ──対戦相手ジョナサン・ハガティーの印象は? 「ハガティーはスピードがあってパワフルだ。オールラウンドなタイプのムエタイファイターだ」 ──相手のストロングポイントとウィークポイントを教えてください。 「彼にはほとんど弱点が見当たらない。戦っている最中の際とタイミングで優位に立つしかない。彼は規格外なパワーとスピード、そして優れたフットワークを持っている」 ──対戦相手のどんな点を警戒していますか。 「全てだ。彼のパンチに対するディフェンスを特に準備してきた。実際、どの対戦相手であっても、パンチは常に警戒していることだ」 ──あなたはONEでロッタンに勝ち(※体重超過)、ハガティーはロッタンに2度敗れています。この事実はあなたに精神的なアドバンテージを与えますか。 「それはない。ハガティーは何年もかけて大きく成長した。誰だって時が経てば進化するものだ。アップデートせず、同じバージョンの状態である訳はない」 ──あなたがイメージする自身の戦い方は? 「今回の試合では、これまでになかったくらい100%全力でプレッシャーをかけていく。ファンにはテクニカルなファイターと思われているかもしれないが、9月7日には爆発的な試合を期待してほしい。ノックアウトを狙っていく。リスクはある。これまで一度もノックアウトされたことがないというキャリア上の記録を失うかもしれないが、それでも狙っていく。この試合で全力を尽くす」 ──理想的な勝ち方は? 「今回でちゃんと決着をつける。前回は『試合を止めるべきでなかった』という意見が多かった。同じようなリアクションは起きてほしくない。理想はもちろん、ノックアウトだ。ハガティーはバンタム級防衛戦で4Rまで行ったことがない(※フライ級のロッタン戦は5R防衛失敗)が、自分はある。試合が早く終わっても、フルラウンドの戦いになっても関係ない。フィニッシュするための隙を探す」 (C)YOKKAO ──前回の試合を振り返り、思うことは? 「止められなければ勝てなかったかのように疑われたのは不満だ。そういう人々は間違っているということを証明したい。いつだってリマッチを望んでいたんだから」 ──日本のファンにメッセージをお願いします。 「応援してくれた日本のファンに感謝します! 9月7日の試合を楽しみにしていてください。 ベストを尽くし、全力で勝ちに行きます!応援よろしくお願いします」
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