「非常に残念ですが...」鹿島のポポヴィッチ監督が解任。クラブが理由を説明「総合的に判断した結果」
「クラブの決断を尊重します」
鹿島アントラーズは10月6日、ランコ・ポポヴィッチ監督との契約解除を発表。なお併せて吉岡宗重フットボールダイレクターとミラン・ミリッチコーチの退任も報告した。 【画像】セルジオ越後、小野伸二、大久保嘉人、中村憲剛ら28名が厳選した「J歴代ベスト11」を一挙公開! 今季から鹿島の指揮官に就任したポポヴィッチ監督は、前半戦で11試合無敗を記録するなど好調を維持していたが、夏場以降は失速。26節の磐田戦(1-2)からは6試合で未勝利が続き、J1制覇に向けても厳しい状況となっている。 クラブは解任の理由を「今シーズンのマネジメントとパフォーマンスを総合的に判断した結果」と説明した。 退任となった3名のコメントは以下のとおり。 ・ランコ・ポポヴィッチ監督 「偉大なアントラーズファミリーの一員として日々を過ごせたことを、誇りに思います。クラブに対する私の姿勢や愛情、情熱そして献身は、私が自分自身の家族に対して接するのと全く同じです。スタートした仕事を最後までやりきれなかったことは非常に残念ですが、クラブの決断を尊重します。 ただ、クラブの大きな財産である選手たちは我々が手にしたかったもの、一緒に手にすることができなかったものを獲得できるところまで成長してくれたと思います。いつも意見交換をしてくれた吉岡さん、素晴らしい選手たち、支えてくれたコーチングスタッフ、メディカルスタッフ、クラブスタッフ、そしていつでも我々にエネルギーと愛情を注いでくれ奮い立たせてくれたサポーターの皆さん、すべての方々に感謝の気持ちで一杯です。poštovanje(リスペクト)、アントラーズファミリー」 ・吉岡宗重フットボールダイレクター 「この度、フットボールダイレクターを退任することになりました。2011シーズンから強化担当として、『すべては勝利のために』というクラブ哲学のもと取り組んできましたが、私が強化責任者に就任して以降もタイトルから遠ざかっており、皆様の期待を裏切る結果となっていることをお詫び申し上げます。また、ファン・サポーター、パートナー、ホームタウン・フレンドリータウン、アントラーズに関わるすべての皆様のこれまでの支えに心より感謝いたします。 良い時も悪い時もチームを鼓舞し続け、自分たちの力でチームを勝たせるんだというこのクラブのサポーターの姿勢は、間違いなく選手たちの原動力になっています。今シーズンも残り6試合となりましたが、すべての試合に勝つために、引き続き後押しをお願い申し上げます。私はクラブを離れますが、今後のアントラーズの成功を心より願っています。本当にありがとうございました」 ・ミラン・ミリッチコーチ 「鹿島アントラーズのような素晴らしいクラブの一員になれたことはとても光栄でした。チームは確実に進歩していると感じています。浮き沈みはありましたが、私たちは常にチームを信じており、安定したレベルに到達できると確信していました。なぜなら、それは成功を手に入れるうえでのプロセスの一部だからです。 今シーズンの経験と選手たちの大きな成長が、今後の選手たちを強くしてくれると信じています。クラブスタッフ全員と一緒に仕事をしたこの10か月間で築いてきた皆さんとの関係を、とても嬉しく思います。これからもクラブの成功を祈っています!」 また、後任人事についてクラブは、正式決定次第お知らせするとしている。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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