両親を「自宅」で介護していますが、金銭的に苦しくなってきました。「介護サービス」を利用するとどれくらいの費用がかかりますか?
自宅で介護するメリットとデメリット
自宅で介護するメリットとしてまず考えられるのは、要介護者が住み慣れた家に暮らしながら介護を受けられることが挙げられます。家族と一緒に暮らすため安心感があり、精神的にも安定して暮らせる可能性があるでしょう。 また場合によっては、本人の状況や家族の都合に合わせて、一部を訪問や通所にするなど、介護サービスを利用しながら利用回数や種類を自在に変えられる点もメリットとして考えられます。 しかし、自宅での介護は、介護を担う家族に負担がかかる傾向があります。在宅での介護を何年も行っていると、精神的、肉体的に疲労が蓄積されていく可能性があります。 突然親の介護が必要となり、在宅介護を始めてみると、思いもよらないトラブルが起こるかもしれません。施設とは異なり、何が起きても介護する家族が対応する必要があります。 そのため、介護を受け持つ家族には精神的・肉体的な負担がかかり、疲労困憊になってしまうこともあるのが自宅で介護を行うデメリットと考えられるでしょう。
介護サービスを利用するメリットとデメリット
介護サービスは、大きく分けて以下の3種類があります。 ●居宅介護サービス ●施設サービス ●地域密着型介護サービス 要支援の場合、利用できる介護サービスは一部になってしまいますが、専門の方に介護をお願いすることで、家族の負担を軽減できる可能性がある点が大きなメリットです。 その反面、利用回数が多くなると、料金が高くなる傾向があることがデメリットだと考えられます。また、介護サービスの利用者によっては、ヘルパーとの相性が合わず、ストレスとなる可能性がある点がデメリットです。
自宅介護か施設を利用するかよく検討しよう
自宅介護と施設入所のどちらにも、考えられるメリットとデメリットがあります。家族の状況や介護を受ける本人の状態を考慮して、介護を受ける先を決めることが大切です。 出典 公益財団法人家計経済研究所 在宅介護のお金と負担2016年調査 厚生労働省 サービスにかかる利用料 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部