専用の目薬を使わないと角膜が危うい? 専門家が教える「コンタクトの正しい扱い方」
目がしょぼしょぼしていて、パソコンを打つのがしんどい。資料が見えづらくて、読んでいても情報がすっと入ってこない。「よく見えない」ことは、仕事の効率低下に結びつくこともしばしばです。 【図解】眼精疲労にもよく効く耳のマッサージ コンタクトで視力を矯正したとしても、そのコンタクトの選び方1つで、見え方も随分と変わってきます。そこで、ここではコンタクトレンズECサイト「レンズアップル」の運営している吉田忠史氏の著書『いつも使っているコンタクトレンズのことを、あなたはほとんど知らないかもしれない あなたの大切な目を守る40の方法』から、仕事の効率を下げないためのコンタクトの使い方をお教えします。 ※本稿は、吉田忠史著『いつも使っているコンタクトレンズのことを、あなたはほとんど知らないかもしれない あなたの大切な目を守る40の方法』(アスコム)より、内容を一部抜粋・編集したものです。
自分に合うコンタクトを選ぶためのたった1つの方法
コンタクトを通して「見える」をサポートし、日々の生活をより快適なものに、というのが私の願いです。 たとえば、今あなたが行っているように文章を読んで情報を得るときでも、パソコンを打ったり、メモをとったり、情報をアウトプットするときでも、目は、仕事をするうえで、非常に大きな役割を果たしています。 また、目から入ってくる情報は、脳に伝達されて処理されます。この処理は、情報を記憶に結び付けるための基盤となります。 そのため、よく見えるということは、視覚情報を正確に処理し、記憶形成に役立つ可能性があります。ちなみに、視力のよい人はそうでない人に比べて認知機能が高いというデータもあるそうです。 そして、視力以外にももう1つ、眼精疲労も作業効率に影響を与えているといわれています。実際、夕方になってくると目がかすんできて、資料を読んでいても情報が頭の中に入ってこない、集中力が続かないといった経験をお持ちの方も少なくないのではないでしょうか。そして、コンタクトの度数が強すぎると、必要以上に眼精疲労はたまるものです。 つまり、よく見えるコンタクト、自分の視力にぴったりのものをしっかりと選ぶことは、仕事や学業などのパフォーマンスを上げることに、大きく役立つというわけです。 では、よく見えるコンタクトを選ぶためにはどうすればよいのか。1つは、買いに行くときは、昼間に買いにいくということです。 目は、朝起きたときから時間が経つほど疲れが蓄積されていきます。その影響で調節力が弱まる可能性があるため、できるだけ本来の調節力が発揮できる時間に視力検査をするのがベストです。 たとえ、午前中に検査を行ったとしても、その直前までスマホを見ていたのでは意味がありません。疲れ目で検査をすると、元の視力を出すことができずに度数の強いコンタクトを処方されてしまいます。疲れ目は、視力検査の天敵なのです。徹夜明けなど、睡眠不足で検査に行くことも避けるようにしたほうがよいでしょう。