「世界湖沼の日」で大願成就 「大」づくしの一年 滋賀県知事、今年の漢字披露
滋賀県の三日月大造知事は24日の今年最後となる定例記者会見で、毎年恒例となっている今年を表す漢字に「大」を選んだ。県が呼びかけていた「世界湖沼の日」の制定決議が今月の国連総会で採択され、「大願」が成就したことなどにちなんだ。 三日月知事は今年一年を振り返り、「(元旦の能登半島地震で)大地が大きく揺れて始まり、甚大な被害が出た。羽田空港でも(海上保安庁の航空機と日本航空の旅客機の衝突)事故が起きた。そういう一年のスタートではあったが、大河ドラマ『光る君へ』は大変好評を博した」と述べた。 また「近江鉄道の(上下分離方式への移行の)大改革で、一歩を踏み出した。(大関に昇進した)大の里関や、(米大リーグ、ドジャースの)大谷翔平選手、(彦根市出身の競泳の)大橋悠依さんの活躍は大変、勇気と感動を与えてくれた。本屋大賞を(大津市在住の)宮島未奈さんが受賞し、(ユネスコ諮問機関の事前評価で江戸時代の)大名統治が肯定的に評価され、彦根城の世界遺産登録へ大きく前進した。大願が成就し、世界湖沼の日が制定されたことは大きな喜びだ」と、「大」づくしで今年の出来事を表現した。 さらに「来年には一大イベント、国スポ・障スポ、大阪・関西万博も開催される。飛躍の一年になるように、との思いを込めた」と新年への期待も語った。