『おむすび』みりちゃむの自然なギャル語が炸裂 “書道部の先輩”松本怜生は恋の相手?
NHK連続テレビ小説『おむすび』の第1週「おむすびとギャル」ではおむすびと呼ばれている米田結(橋本環奈)とギャルの出会いが描かれる。初回の放送ではヒロインの水落ちや好青年の野球男子・翔也(佐野勇斗)との出会いなど、朝ドラ恒例の展開が続いたかと思えば、第2話では結の前に奇抜な格好をした博多ギャル連合(ハギャレン)と呼ばれるギャルたちが現れた。 【写真】結(橋本環奈)に登場した博多ギャル連合(ハギャレン) ハギャレンのメンバーは柚木理沙(田村芽実)、総代表の真島瑠梨(みりちゃむ)、佐藤珠子(谷藤海咲)、田中鈴音(岡本夏美)の4人。そこには結のクラスメイトの理沙もいた。結が「あれ、柚木さん?」と問いかけると、理沙は「あれは仮の姿。ギャルがほんとのウチ」と答える。いつもとは見た目も口調も異なる理沙に戸惑いを見せる結に、総代表である瑠梨が結の姉である歩(仲里依紗)の行方を聞いてくる。どうやら理沙が結の姉が伝説のギャルであることを瑠梨に伝えていたようだ。 そのまま自転車に乗ってその場を去ろうとすると、瑠梨は「ウチら、妹ちゃんに話あるんだよね」と立ち塞がる。囲まれてボコボコにされるのかと思いきや、瑠梨の目的はハギャレンの総代表に結をスカウトすることだった。 「伝説のアユの妹ちゃんが総代になればチョー話題になるじゃん。そしたらチョーメンバー増えるじゃん。うちチョー頭よくね?」とギャル語を繰り出す瑠梨。結をハギャレンの総代表することで、ハギャレンの求心力を高めようという狙いがあるようだ。それにしても『egg』の専属モデルをしていたとはいえ、みりちゃむのギャル語の違和感のなさには驚かされた。みりちゃむの怒涛のギャル語に対して、心のなかでセルフツッコミを入れる橋本環奈という構図が面白い。
結(橋本環奈)が日常の平穏を願うのは何か理由がありそう
帰宅した結はその日の出来事を家族に伝えると、祖父・永吉(松平健)が「困っとんしゃあ人がおったら何をおいても助ける。それでこそ米田家の人間たい」と結の行動を称賛する。米田家には代々人を助けてしまう血が流れているらしい。 だが、それを毛嫌いしているのが父・聖人(北村有起哉)だ。聖人は「俺も結もオヤジんその呪いの被害者ぞ」と父の教えである人助けをしてきたせいで、多くの損をしてきた。永吉と聖人は折り合いが悪いようだが、母・愛子(麻生久美子)や祖母・佳代(宮崎美子)の対応からはもはや米田家では日常茶飯事なのだろう。時代も場所も異なるが、米田家の家訓は『ブギウギ』のツヤ(水川あさみ)が語った「義理と人情」にもつながるものがある。 野球部に入った幼なじみの陽太(菅生新樹)から部活に入らなくていいのかと聞かれると、「ウチは毎日何事もなく、平穏無事に過ごせて、美味しいものさえ食べられたらそれでいいと」と答える結。「それ本心?」と2人の会話を後ろで聞いていた理沙が結に問いかけるが、結は足早に教室から出ていってしまう。「あんたにウチの何がわかると」。結が日常の平穏を願うのは何か理由がありそうだ。 恵美(中村守里)とともに書道部に向かった結は、美しい所作で筆を走らせる風見亮介(松本怜生)に出会う。「君、書道に興味ない?」と目を輝かせる亮介に、「もしかしてウチの青春始まった?」と心をときめかせる結。翔也に続き、亮介の登場。結がどのようにギャルになるのかも気になるところだが、同時に恋の行方も楽しみだ。
川崎龍也