東京都予算案、8.4兆円 過去最大、少子高齢化対応
東京都は26日、一般会計を8兆4530億円とする2024年度当初予算案を発表した。3年度連続で過去最大を更新し、前年度比5.1%増。子育て支援や高齢者施策、都市強靱化に重点配分する。 歳出は少子化や子育て分野に8560億円。所得制限をなくした高校授業料の実質無償化や、公立小中学校の給食費の負担軽減などに5387億円を充てる。将来の出産に備えた健康な女性の卵子凍結助成は継続する。 高齢者施策は880億円で、人材確保のため介護職員への月1万~2万円支給には285億円を計上。単身高齢者の終活を支援する区市町村への補助も始める。