セッティングに活路を見いだす松井宏佑「楽に回せてはいない」/取手競輪G2・ウィナーズカップインタビュー
取手競輪場の「ウィナーズカップ(G2)」は21日に初日を終えた。初日7R一次予選を走り終え、二次予選 11Rを走る松井宏佑に話を聞いた。 初日は下げて一気にカマして主導権取り。1Rから強風が吹き荒れ、走る選手達にはかなり苦しいコンディションになった。番手の和田真久留に交わされたものの圧巻の逃げを見せてラインワンツースリー。一番人気の決着となった。 「風が強くて出切ってから回せるコンディションではなかったけど、悪くはなかったと思う。一本棒にすれば自分たちは3車。ラインで決まる走りをしようと思った。自分の形には出来たのかなと思う」とレース後に話した。 ただ、前回の立川開催から「セッティングをいじって…」とどうもしっくりきていない様子。「前回よりも良いけど、ペダルが楽に回せていない感じ。ハンドル、サドルと全体的にいじってみようと思う」とまだまだ調整が必要な様子。 昨年の玉野での落車のケガが長引いているようで悩ましい表情で話すが、復帰してからは徐々に勢いを取り戻し、上昇の兆しは見えている。ウィナーズの後には“いわきダービー”が控えているし、立川で話を聞いたときには『ウィナーズもだけどその後のダービーに向けて上げていきたい』と言っていた。まずは二次予選をクリアし、今後に向けてもいい流れで迎えたい。(アオケイ・宮本記 者)