坂本龍馬も乗ったかも「底が平らな高瀬舟」 京都を流れる300年の歴史ある運河【兵動大樹の今昔さんぽ】
1枚の写真から街を再発見 兵動大樹の今昔さんぽ。 1956年(昭和31年)に京都市で撮影された写真には、川で遊ぶ子供たちが写っています。どんな歴史があって、いまどんな姿になっているのでしょうか。 ■【動画】【今昔さんぽ】京都・高瀬川 今も残る船着き場「「一之船入」 歴史再発見
兵動さん、京都・四条烏丸の交差点から探索にスタート。写真を見た地元の人が、「浅瀬が高瀬川かな」というので、高瀬川に向かいました。 高瀬川は江戸時代初期に誕生し、大正時代までの約300年間、運河として利用されていた歴史があります。浅い川のため、底が平らな舟が使われていたことが特徴です。 道端に「土佐藩邸跡」の石碑を見つけた“幕末好き”の兵動さん。興味津々で建物に入っていきます。江戸時代に土佐藩邸があった場所に、明治になって京都の町衆の手で立誠小学校が作られました。現在はホテルとして再利用されています。敷地には高瀬川で使われていた「高瀬舟」が復元、展示されていました。 【兵動大樹さん】「(高瀬舟に)坂本龍馬さんも乗っていたかも。思いをはせるぜよ。坂本龍馬が好きなんですよ。僕、見た目は西郷さんなんですけど」
写真は、高瀬川の「一之船入(いちのふないり)」ではないかと情報をもらい、ちょっと町を北上。 高瀬川を知り尽くした生き字引き、高瀬川保勝会の上阪博司さん(74歳)を訪ねました。保勝会では清掃活動や桜のライトアップ、ホタルの育成など様々な活動を行っていて、毎年秋には「高瀬川舟まつり」も開催しているとのことです。 【上阪博司さん】「(一之船入は)荷下ろししたり、夜の間に舟を留め置いていた。(昔、荷物を運んでいた高瀬舟の様子を)再現しているんですよ」
昭和の高瀬川の風景とその歴史を再発見することができました。お祭りもあるということですので、ぜひ遊びに行ってみてはいかがでしょうか。 (関西テレビ「newsランナー 兵動大樹の今昔さんぽ」 2024年9月13日 金曜日放送)