バッグはデコるが勝ち!「バッグチャーム」トレンドがストリートを席巻中
ハンドバッグを飾り付けることは、TikTokですでに膨大な数の投稿がある「Birkinifying(バーキン化)」トレンドを押さえることにもなる。これは、何百万円もする「エルメス」の“バーキン”を手に入れようというものではない。このバッグの名前の由来となったファッションアイコン、ジェーン・バーキンのアプローチを見習おうという動きだ。 彼女は生涯にわたって多くの流行を生み出してきたが、このトレンドにおける彼女のレガシーは、シグネチャーだった脇に抱えるバッグの持ち方ではなく、バッグをどう扱っていたか、という点にある。
ジェーンは、自分の名を冠したこのバッグを宝物のように大切に保管していたわけではない。その代わりに、このバッグを生涯使い続け、長い時間をかけて小さなチャームやステッカーを付け足し、本当の意味でのパーソナリティと自分らしさをもたらした。自分のために作られたバッグであるにもかかわらず、ジェーンは個性をさらに増幅させるために、想像力を解放してバッグに手を加えたのだ。 買ったときのままの美しい状態にキープすることはもちろんいいけれど、バッグと一緒に人生を歩んでいるようなスタイルも、非常に魅力的なもの。
このトレンドは個人の好みを反映するものだけれど、流行の最先端も追いかけたいという人は、まずはトップブランドの洗練されたハンドバッグからチョイスを。
使えば使うほど風合いが増していく“バーキン”はもちろんのこと、「ザ・ロウ」の“マルゴー”、「ミュウミュウ」の“アルカディ”や“アバンチュール”、「バレンシアガ」の“ル シティ”や“ロデオ”など、クラシックなフォルムのものに着目しよう。
長年かけて集めたお気に入りのキーホルダーやチャームのコレクションを持っていない人は、まずはデザイナーズブランドのチャームから始めるのがおすすめ。そこから、キッチュなミニぬいぐるみやおもちゃのようなキーホルダーなど、真逆のアイテムを取り入れていくと、より面白いバランスになる。 自分らしくどんどんカスタムして、飾って、盛って、楽しく思い入れのあるマイバッグを完成させてみてはいかが?