「ペットと車でお出かけ、ニオイ対策バッチリ」←「それペットのこと考えてます!?」 “飼い主のエゴ”にならない対策とは
犬特有の体臭には適切な対策を
犬と暮らす中で、多くの飼い主が悩むのがニオイの問題です。特に、犬特有の体臭は適切な対策を取らないと、車内や室内に広がり不快感を招き、着ている服にまで臭いが染みついてしまうことがあります。 犬のニオイの主な原因は以下の3つです。 1、アポクリン腺からの体臭 犬の全身に分布するアポクリン腺から分泌される汗が、空気中で酸化し、雑菌が繁殖することで独特の体臭を発生させます。特に、梅雨から夏の高温多湿の時期には、臭いが強くなる傾向があります。 2、口臭 犬は歯垢が短期間で歯石化しやすく、これが口臭の原因となります。さらに放置すると、歯周病に進行し、強い悪臭を放つこともあります。 3、布製品への臭いの付着 犬の体臭や口臭、さらには皮脂がソファ、カーペット、車のシートなどの布製品に吸着することで、これらのニオイが室内や車内に残り、不快感を増します。 犬のニオイに対する具体的な対策は以下の5点です。 1、月1~2回のシャンプー 定期的なシャンプーで皮脂汚れを取り除き、清潔な状態を維持します。特に湿度が高い時期は頻度を上げると効果的です。 2、日常的な拭き取りケア 蒸しタオルやペット用のシャンプータオルを使い、皮膚や被毛を拭き取ることで、体臭の元となる皮脂を軽減します。 3、洋服の着用 老犬やシャンプーが苦手な場合には、服を着せることで体から発生する皮脂や毛が家具や車内に付着するのを防げます。 4、専用カバーやドライブボックスの活用 専用カバーやドライブボックスを使用し、車内の汚れを防ぐのも効果的です。振動を軽減するほか事故時にも犬を守る役割を果たします。 5、十分な換気、こまめな車内清掃 十分な換気を行い臭いが室内にこもらないようにします。また、粘着ローラーや掃除機を使用し、被毛や汚れを除去して清潔を維持します。 ニオイがどうしても取れない場合は、専門業者に依頼するのも一つの選択肢となるでしょう。専用機材を使うことで、家庭用の清掃では落としきれない布製品や車内に染みついた頑固なニオイをクリーニングすることができます。
その外出、本当に必要ですか?
猫や犬との車移動では、個々の特性や性格をしっかりと理解し、それに応じた事前準備が欠かせません。さらに、車内のニオイ対策として、日頃からの健康管理や飼養責任を果たし、換気や清掃をこまめに行うことが重要です。 また、ときには人間の都合でペットを外出させることの是非について立ち返って考えることも重要です。 ペットは環境の変化に敏感であり、外出がストレスや健康リスクにつながる場合もあります。外出が本当に必要なのか、そこから見直し、ペットの負担を最小限に抑える選択を心がけましょう。 ペットとのお出かけは、その子の気持ちや体調に寄り添って、安心できるタイミングと方法で楽しむことが大切です。
深川にゃんみつ(猫の魅力発信者)