夏の移籍でどう変わった? J1クラブ市場価値ランキング1位。J1最高額選手が加入! 唯一30億円を超えたのは?
2024年の明治安田J1リーグは、夏の移籍市場の登録期間が8月21日で締め切られた。どのクラブも選手の補強や放出の動きがあり、戦力がアップしたチームもダウンしたチームもある。今回はデータサイト『transfermarkt』のデータを基に、J1リーグ全20チームの総市場価値をランキング化して順位ごとに紹介する。
1位:サンフレッチェ広島 監督:ミヒャエル・スキッべ J1リーグ順位:2位 総市場価値:1968万ユーロ(約31億4880万円) 最高額選手:川辺駿(500万ユーロ/約8億円) J1リーグで最も市場価値が高いクラブは、サンフレッチェ広島だ。総市場価値は1968万ユーロ(約31億4880万円)で、2位に約2億円の差をつけている。 6月24日時点で広島はリーグで7位の市場価値だった。そこから急激に市場価値を高めた要因は明確だ。ベルギーのスタンダール・リエージュから川辺駿が復帰したことが大きい。同選手の市場価値は500万ユーロ(約8億円)で、Jリーグ最高額だ。 市場価値が170万ユーロ(約2億3800万円)の川村拓夢と同90万ユーロ(約1億2600万円)の大橋祐紀がそれぞれ欧州へ移籍したことは戦力面で不安材料だが、市場価値の増減で考えれば、川辺で大幅にプラスとなる。 また、トルガイ・アルスランがJ1で3試合に出場して2得点と好スタートを切ったことも大きいはず。34歳のベテランミッドフィルダーは、現在の市場価値が100万ユーロ(約1億6000万ユーロ)で、市場価値のインパクトは川辺ほど強力ではないが、効果的な補強ができた様子だ。 そのほかでは、GK大迫敬介が160万ユーロ(約2億2400万円)、満田誠と荒木隼人が120万ユーロ(約1億9200万円)で、広島における高額市場価値プレイヤーだ。市場価値だけでなく、J1の順位でもトップを狙える陣容となっている。
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