半導体分野で連携進める 北海道大、東北大と協定
次世代半導体の国産化を目指す「ラピダス」の北海道進出に合わせ、研究基盤の強化を急ぐ北海道大(札幌市)と、半導体での研究で強みを持つ東北大(仙台市)が17日、有為な人材育成や研究を連携して進めるための協定を締結した。東京都内で記者会見した北海道大の宝金清博学長は「今後10年で4万人の人材が必要。物理的に近く、研究成果を誇る東北大の力を借りたい」と語った。 北大は、東北大の国際集積エレクトロニクス研究開発センターなど世界的に注目される研究リソースを活用し、東北大は指導力向上、国際連携拡大につなげる考え。教材を共同開発し、学生の受講情報も一元管理する。