【NFL】セインツ戦でパンサーズを勝利に導き、「素晴らしい一歩」を踏み出したQBヤング
現地3日(日)、カロライナ・パンサーズのクオーターバック(QB)ブライス・ヤングは昨年のクリスマス前に臨んだ試合以来の経験――勝利を確定させるためにひざをつくこと――をした。 【動画】2024年第9週:セインツとパンサーズが同地区対決に挑む
パンサーズはシーズン第9週にニューオーリンズ・セインツを23対22で下している。それは2023年シーズン第15週(12月17日)以来、ヤングを司令塔に据えてつかんだ最初の勝利となった。どちらのチームも一貫性を欠いていた試合において、ヤングは第4クオーターに勝利を決定づけるドライブを演出している。
一進一退の攻防が続く中、パンサーズは第4クオーターにリードを奪うチャンスを何度か得た。しかし、インターセプトやショートパスの失敗によってオフェンスは停滞。それでも、ディフェンスが相手の攻撃を何度も止めたおかげで、ヤングは再びチャンスを得ることができた。今度こそチャンスをものにしたヤングは、新人ワイドレシーバー(WR)ゼイビア・レゲットにロングパスを通し、ランニングバック(RB)チュバ・フバードが決勝タッチダウンを決めるのをお膳立てしている。
チーム公式サイトによると、決勝ドライブを迎えるにあたって何を考えていたのかと質問されたヤングは「他にどんな状況にいたいと思う?」と答えたという。
「それこそが望みだ。ドライブでリードを奪うチャンスを得る。俺たちはそのためにプレーしているし、そのために努力している。特にオフェンスとしては、それこそが望みだし、誰もがそう考えていた」
「俺たちはみんな、お互いに頼り合い、お互いのためにプレーしてやり遂げることができた。でも、それはとにかく素晴らしいチームワークの賜物だった」
シーズン序盤に低調なスタートを切ったことでベンチに下げられたヤングは、アンディー・ダルトンが交通事故で親指を捻挫したことで、シーズン第8週に再び先発を務めるチャンスを得た。かつてドラフト全体1位指名を受けた選手にとっては素晴らしい復帰とは言えないものの、ヤングのオフェンスを指揮する能力は大幅に改善している。