まるで『AKIRA』な横滑りするバイク…TOKYOが舞台の「ソニック」最新作に備えて、シリーズの激闘をおさらい!
日本で誕生した世界的ゲームキャラクターの“ソニック”を主人公にした「ソニック・ザ・ムービー」シリーズの最新作『ソニック × シャドウ TOKYO MISSION』が12月27日(金)より公開。待望の第3弾となる本作の舞台は、ソニックの生まれ故郷である日本。“超音速バトル”もキャラクターの個性もさらにレベルアップし、ソニックワールド随一の超人気キャラも参戦。そんな最新作に備えて、これまでのシリーズを簡単に振り返っていこう! 【写真を見る】デザイン変更前の姿、覚えてる?ディズニーアニメにも出演した“アグリーソニック”の衝撃のアレンジ ■実写×CGでソニックがスクリーンに見参! 第1作の『ソニック・ザ・ムービー』(20)は、超音速で走る能力を持つ青いハリネズミのソニック(声:ベン・シュワルツ)が、自身の力を狙うドクター・ロボトニック(ジム・キャリー)から逃れるために地球へやってくるところから物語が始まる。ひょんなきっかけで保安官のトム(ジェームズ・マースデン)と出会い、友情を育んでいくソニック。しかしドクター・ロボトニックの追跡は激しさを増し、ソニックのみならずトムが暮らす街全体までもが脅威にさらされてしまう。 実写とCGを高いレベルで融合させた斬新な映像と、心あたたまる青春&成長ストーリーがゲームファンはもちろんのこと多くの観客から支持を集め、北米公開時にはゲーム原作映画の興行収入新記録を樹立。ハイスピードのバトルシーンを片時も逃さずに目撃できる日本語吹替版では、中川大志がソニック役を、山寺宏一がドクター・ロボトニック役を担当し大好評を博した。 ■テイルスとナックルズも加わり、すべてがグレードアップ! 主要キャスト&監督が続投して製作された第2作『ソニック・ザ・ムービー/ソニック vs ナックルズ』(22)では、ゲーム版のファンにはおなじみのソニックの相棒テイルス(声:コリーン・オショーネシー)と、強敵ナックルズ(声:イドリス・エルバ)が参戦。ドクター・ロボトニックがパワフルな協力者ナックルズを連れて地球に帰還。全宇宙の支配を可能にするといわれる“マスターエメラルド”とめぐって、ソニックとテイルスはドクター・ロボトニックとナックルズに立ち向かっていく。 前作を上回るスケールのアクションシーンやキャラクター同士の関係性の深まり、そしてさらに精度を増した映像技術が話題となり、前作で樹立したゲーム原作映画の興行収入記録を更新し、全世界興収は4億ドルを超える大ヒットを記録した。そしてそのラストシーンで姿をあらわしたのが、ソニックとフォルムの良く似たハリネズミのダークヒーロー“シャドウ”だ。 ■“闇のダークヒーロー”にソニックたちが立ち向かう! 東京湾沿岸に浮かぶ孤島に幽閉されていたシャドウが長い眠りから目覚め、日本を象徴するランドマーク・シティである東京・渋谷に降臨。ソニックとテイルス、そして前作で激闘を繰り広げ、いまでは良きライバルとなったナックルズたち“チームソニック”の前に立ちはだかる。もちろんソニックの親友であるトムとその妻マディ(ティカ・サンプター)も登場し、さらには宿敵ドクター・ロボトニックと、その祖父であるジェラルド(ジム・キャリー/一人二役)も参戦。 シャドウのボイスキャストとして、字幕版ではキアヌ・リーブス、吹替え版ではリーブスの吹替え声優としておなじみの森川智之が配役されたことでも注目を集めるなど、見どころ盛りだくさんの本作。2024年の映画納めに、劇場の大スクリーンで全宇宙の命運を賭けた超音速バトルを目撃しよう! 文/久保田 和馬