【プレビュー】無敗で首位に立つ岡山が、3連敗と苦しむ水戸をCスタで迎え撃つ| Jリーグ
【Jリーグ・プレビュー】明治安田J2リーグは3月20に第5節が開催。シティライトスタジアムでは、ファジアーノ岡山と水戸ホーリーホックが対戦する。
今季初のミッドウィーク開催となるJ2リーグ、シティライトスタジアムでは開幕から3勝1分けで首位に立つファジアーノ岡山と、1勝3敗で17位の水戸ホーリーホックが対戦する。ホームでは2戦2勝中の岡山がホーム3連勝となるか、水戸がアウェイで連敗を止めるか、注目の一戦となる。 今季こそはJ1昇格を狙う岡山は、ホームでの開幕戦で栃木SCに3-0の完勝を収めると、第2節はいわきFCと引き分けたが、第3節・レノファ山口戦、第4節・藤枝MYFC戦と連勝。スコアはともに1-0であった。 その幸先のよいスタートを支えているのは、やはり失点の少なさと言っていいだろう。勝利した3試合はすべて無失点で失点はここまでわずかに『1』。ドロー決着となったいわき戦で喫した1失点のみである。さらにそのいわき戦も終了間際の後半アディショナルタイムに追い付かれており、この4試合、90分の内に失点した試合は未だ“ゼロ”である。 同時に開幕から4試合は全試合で先制点を取れており、どの試合でも主導権を握ながらゲームを進められているのは大きい。新戦力のグレイソンを軸に据えた攻撃は早速、機能を見せている。 今節も3ポイントを積み上げられれば、開幕5試合を終え4勝1分け。十分にスタートダッシュに成功したと言えるだろう。負け知らずのCスタで再び歓喜を味わいたい。 一方の水戸は、開幕戦こそ白星スタートを飾ったが、その後が続かずに現在は3連敗中。スタートでつまづいてしまった。 特に前節・徳島ヴォルティス戦は痛恨だった。開幕から3連敗中の相手に対して開始早々に先制を許すと、後半に追い付くも勝ち越し点は奪えずに時間が経過。最後は後半アディショナルタイムにオウンゴールを献上し、初勝利をプレゼントしてしまった。 気になるのは得点力の部分だろうか。4試合を終え、複数得点を挙げたゲームはまだない。これでは守備陣の負担が自然に大きくなってしまうことは否めない。ただ、無得点に終わった試合がないのもたしかであり、1試合に1点は取れている。いかにして2点目を奪えるかが、今後のカギとなってくる。注目選手には開幕から全試合で先発し、前節で移籍後初ゴールを決めた甲田英將を推したい。 岡山がホームで勢いを加速させるか、水戸がアウェイで流れを変えるか。楽しみな90分となる。