12月28日から年末年始の9連休に入るのを前に、国内の交通機関は早くも混雑。 東海道新幹線「のぞみ」では、全席指定席での運行が始まった混乱も起きていました。 成田空港は、いわゆる海外組の出国ラッシュがスタートです。 とはいえ、気になるのは円安の影響。少しでも食費を浮かそうと、あらかじめ日本で食べ物を調達して行こうとする人もいました。 フランスへ行く2人も「向こう（フランス）に行って食べ物とか高いかなと思って。今コンビニでおにぎりいっぱい買っている。（おにぎりを）買って持って行く」と話していました。 成田空港からは、きょう1日で5万人以上が出国。 年末年始の出国者数は、コロナ禍前の87％まで回復する約46万人となる見通しです。 一方、国内線でも帰省ラッシュがスタート。 日本航空では26日、サイバー攻撃による大規模なシステム障害が発生しましたが、27日は1便を除いて、通常通りの運航となりました。 地方の空港では、里帰りする孫たちを待ちわびる祖父母たちの姿が見られました。 国内線の下りのピークは、日本航空が28日で、全日空は大みそかとなっています。 帰省ラッシュは、東京駅でも始まっています。 新幹線の改札口には多くの旅行客でごった返し、大行列となっていました。 東海道・山陽新幹線「のぞみ」は、12月28日から1月5日まで全席指定で運行。 27日の午前中には満席となる列車も出るなど、予約が取りづらい状況となっていました。 東海道新幹線の予約アプリでは、アクセスが殺到してるのか「6分待ち」と表示され、なかなか画面が進まないという現象も起きていました。 JR東海によると、全席指定となることでホームに長時間並ぶ必要もなくなり、利用客の乗り降りもスムーズになる見込みです。 ただ正午を過ぎた頃から、新幹線の改札口には人が殺到。 ピーク時には、改札を通過するだけで10分以上かかる混みようでした。 乗客からは、「全席指定席となり確実に座れるのはうれしい」という歓迎の一方、「指定席だと子どもの分が取りづらい。膝の上にのせられないし。子どもが増えるにつれて自由席のありがたみを実感した」といったぼやきも聞かれました。 予約の取りづらい「のぞみ」ではなく自由席が取れる「ひかり」を選択する親子の様子も見られました。 東海道新幹線の下りは28日がピークで、上りのピークは1月4日となる見通しです。