「見られなくなるのは残念」イルミネーションにも高齢化の波… 地域住民に親しまれた冬の風物詩、担い手減少で今冬がラスト
人々を包む幻想的な光
長野県飯田市馬場町の国登録有形文化財「旧飯田測候所庁舎」の一帯を照明や電飾で彩る「橋北(きょうほく)イルミネーションフェスタ」が来年1月10日まで開かれている。橋北地区の冬の風物詩だったが、開催は今季が最後。惜しむように訪れた人たちを、色とりどりの幻想的な光が迎えている。 【写真】流れ落ちる川をイメージしたイルミネーション
企画運営を担う有志は高齢化…
フェスタは2009年に始まり、本年度で16回目。自治組織の橋北まちづくり委員会が主催し、地元有志でつくる「橋北面白倶楽部」が企画運営を担ってきたが、同倶楽部の高齢化と担い手減少のため本年度での終了を決めた。点灯時間は午後5~9時。
名残惜しむ住民
子どもと訪れた高橋詩季さん(39)=飯田市鼎(かなえ)下山=は「もう見られなくなるのは残念。長い滑り台のイルミネーションを子どもが大好きでした」と名残を惜しんでいた。 (北沢博臣)