【第33回埼玉政財界人チャリティ歌謡祭】全力B'zダンスの市長、アニソン断念でMISIAの議長…政界人編(1)
緊張で震える歌声も「いいビブラートに」
初出場の埼玉県議会・齊藤邦明議長は「本当に緊張しまして、良くない表現だと思いますが、吐きそうでした(笑)。本番前、何回もトイレに行きましたが、最後は何も出なかったです」といいつつ、「歌声も震えてました。でも、いいビブラートになったかもしれない」と前向きに捉えた。 歌ったのは、MISIAの「アイノカタチ」。これを選んだのは、「私、マニアックなので、本当はアニメソングとか歌いたいんですけど、誰も知らないという話になってしまうので、皆さんが知ってる曲の中から決めたのと、歌詞が全部日本語なのが素敵だなと思って。あんまり私のキャラクターには合わないんですけど」と理由を明かす。 実はこの曲、美川憲一、水前寺清子、美空ひばりなど本気の扮装を披露し、“オノカツ”の愛称で親しまれてきた桶川市の小野克典市長が、2023年に完璧なMISIAビジュアルで披露している。それを聞いて、「私もやろうかなと思ったんです」というが、「私の場合は直接選挙じゃなくて間接選挙で議長に選ばれているので、大人しくしました(笑)」と、地方自治の壁に阻まれたようだ。 浦和のカラオケまねきねこに1人で行って、「店員さんに“何だあいつ”と思われたと思います」と、目線を感じながら練習したこともあったそう。2回目の出場への意欲を聞くと、「頑張って社長になって、チャリティしてみたいなと思いますね」と冗談を交えて答えた。
■孫2人がバックコーラスで参加 川口市の奥ノ木信夫市長は、孫2人がバックコーラスで参加。例年、吉田拓郎を選曲していたが、「孫がついてこられる曲を選びました」と、チューリップの「心の旅」を披露した。孫は前回出場する際、「テレビに出たい!」と喜んでいたそうだ。 9回目の出場とベテランの域に達しているが、「やっぱり応援者に聴いてもらって、一緒に楽しんでもらうことがいいですね」とその醍醐味を堪能。また、観客目線になって、「あの人は上手い格好してるけど、歌ってみると下手だなと思ったり、そこがいいんじゃないかな。全部完璧な人は嫌われますから(笑)」と魅力を教えてくれた。