女子ゴルフのシード権争い当落線上は木戸愛 ルーキー勢は軒並み苦戦…残り2戦のサバイバル
メルセデス・ランキング50位までに来季シード権
国内女子ゴルフツアーは大詰めに差し掛かり、メルセデス・ランキング(MR)による年間女王争いは今季8勝の21歳の竹田麗央(ヤマエグループHD)がトップを独走。一方で、シード権争いは佳境を迎えている。今月14日開幕の大王製紙エリエールレディス(愛媛・エリエールGC松山)終了時点のメルセデス・ランキング上位50位までの選手に、来季シード権が付与される。 【表】女子ゴルフメルセデス・ランキング一覧表 優勝すれば無条件で来季シード権を獲得でき、51位から55位の選手には来季1回目リランキングまでの前半戦出場権が与えられる。3日まで行われた日米共催ツアー・TOTOジャパンクラシック終了時点で50位につけているのは木戸愛(433.21pt)だ。 シード権争いの圏内にいる47位の臼井麗香(444.00pt)、48位の新垣比菜(436.26pt)、53位の佐藤心結(394.17pt)はいずれも今季に優勝している。50位で圏内の木戸と55位の宮田成華(387.01pt)との差は約45ポイント。今週の伊藤園レディス、さらに大王製紙エリエールレディスの結果次第で順位の変動はありそうだ。 昨季はわずか0.35ポイント足りず圏外の51位となってシードを喪失していた堀琴音は、今季優勝こそないが2度の2位があり、現在31位。昨季56位の鶴岡果恋、57位の脇元華もそれぞれ躍進し、30位、29位とシード圏内を維持している。一方、昨季初優勝を含む2勝の菅沼菜々は調子が上がらずに76位。やはり昨季初優勝を飾った山内日菜子も73位となっている。 今季はツアールーキーも軒並み苦戦。政田夢乃は圏内まで約101ポイント差の60位。菅楓華はさらに30ポイント離された62位で、大きなポイントが欲しいところだ。来季に向け、サバイバルは激しさを増している。
THE ANSWER編集部