上田桃子 プロとしての美学「私の中でロールモデルにしていた方は上戸彩さん」
女子ゴルフの07年賞金女王で日米通算17勝の上田桃子(38=ZOZO)が7日、第一線を退く意向を正式に表明した。きょう8日に開幕する伊藤園レディース(千葉・グレートアイランドC)の会場で会見に出席。今後は白紙としつつも、ゴルフの指導者への関心を明かした。年間女王争いも大詰めを迎えており、早ければ今大会で竹田麗央(21=ヤマエグループHD)の初戴冠が決まる。 【桃子に聞く】 ――決断の経緯は? 「ゴルフをやっている間は年齢のことは気にしたことがない。38歳だからといって距離も落ちていないし、むしろ伸びていた。ただ次の人生を考えた時に年齢的なところを含めて今かなと思った」 ――プロ生活20年間を振り返って。 「うれしいとか楽しい時間よりもきつい時間の方がほとんどで。心の底から笑えるのって勝った時くらいしかない。ゴルフはこれから先、自分がきつかったり悩んだ時に、こういうふうにすればいいんじゃないかという一つの教科書になる」 ――プロとしての美学は? 「私の中でロールモデルにしていた方の一人が賞金女王を獲った年にCMで共演させていただいた上戸(彩)さん。年齢に関係なく変わらず、でも仕事に関してはプロフェッショナル。こういうふうになりたいと思っていた」 ――周囲への思いは。 「本当に生意気だった自分にプロとしての意識を持たせてくれたのは周りの方。たくさんの人に感謝しかない」