地域トレカ「シモダトレカ」誕生 偉人や観光スポットを題材に16種類
下田にまつわる偉人や観光スポットをデザインしたトレーディングカード「シモダトレカ」が誕生した。(伊豆下田経済新聞) 【写真】全16種類のトレーディングカード(関連画像5枚) 発起人は、ウェブデザインやプログラミング教室を手がける「SkyBox Design&Network」(下田市吉佐美)の山本至誠さん。自身もトレーディングカードが好きで、カードゲームの東海大会で優勝し、全国大会に出場した経験を持つ。 「一枚を手にすると、シリーズ全てを集めてコンプリートしたくなる」という自身の体験から、イベント参加者や観光客の集客につながるアイテムとして考案。ペリーや吉田松陰、寝姿山の黒船見張り所など、開国にまつわる偉人や観光スポットをデザインした10種類以上のカードを制作した。 同カードは、10月26日にまどが浜海遊公園で開催された地域の子どもたちの発表イベント「Sea&Rainbow」で初お披露目。協賛品として提供し、下田市が行った「クリーンアップ&スタンプラリー」のスタンプクリア特典として16種類セット100組を、来場者特典として「Sea&Rainbow」カード1種類250枚を、それぞれ配布した。今後はイベントでの配布に加え、観光名所や土産店での販売も視野に入れているという。 「下田には毎年5月の一大イベント『黒船祭』や歴史的建造物など、カードの題材には事欠かない。今後いろいろなシリーズを計画している。地元事業者のオリジナル商品なども題材にしたい」と話す山本さん。「トレーディングカードをきっかけに地域の活性化につながればうれしい。下田だけでなく河津や南伊豆など、近隣市町にも展開して伊豆を元気にしたい」と意欲を見せる。
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