【バレー】緑の翼はSVで羽ばたくか。群馬グリーンウイングス・白岩蘭奈「個の力だけでなくチーム力を見せる」、道下ひなの「自分たちが仕掛けるポイントを明確に」 SV女子
SVリーグに挑む群馬グリーンウイングス
新設されたバレーボール国内リーグの頂点、大同生命SV.LEAGUE WOMEN。 昨季までバレーボールV2女子(Vリーグ2部)に所属し、常に上位の成績を収めてきた群馬グリーンウイングスはその実績を評価され、開設初年度よりSVリーグを戦うことになった。 【フォト】群馬グリーンウイングスファン感謝祭 in前橋 当然のことながら、順風満帆とはいかないだろう。 前年、一足先に昇格を果たしたライバルのプレステージインターナショナル・アランマーレはV1(Vリーグ1部)を未勝利で終えた。 そのことからも想像できるように、群馬は過去に経験のないハイレベルな戦いの渦中に身を投じることになる。 新リーグの前哨戦ともいえるV・サマーリーグ東部大会(7月開催・各カテゴリーの混合戦)では初戦をSVリーグでも対戦するKUROBEアクアフェアリーズ富山と戦った。 その試合後、白岩蘭奈、道下ひなの両選手にSV挑戦への抱負を聞いた。 2人は過去にトップカテゴリーでの出場経験があり、KUROBEからの移籍選手でもある。古巣との対戦の感想も併せて聞いた。
白岩蘭奈選手(アウトサイドヒッター/オポジット)
――SVチーム、そして古巣との対戦になりました。結果は0-2(3セットマッチ)の敗戦となりましたが、試合の感想は? 白岩:第1セットの出だしにはやっぱり硬さがありました。そんな中でも苦しい状況で上がったボールに対して粘りのある繋ぎができていたと思います。 第2セットは序盤に相手に先行されてしまったこともあり、自分たちの課題であるサーブレシーブ、そこからのパスの精度で苦しんでしまいました。 キーポイントになるようなプレーも出せず、そこが敗因にもなってしまいました。 ――現状では少し力の差を感じた? 白岩:今回に関しては、KUROBEさんにスパイクで圧倒されたというよりは自分たちの弱さが出た試合でしたね。
道下ひなの選手(ミドルブロッカー)
前所属チームと初めて公式戦で対戦しました。すごくワクワクして臨んだ試合です。 実際に対戦してみて、相手の高さやパワーが、今の私たちとは一段違うなと感じました。 そこを埋めるには、自分たちは個で戦うのではなく、チーム力を発揮しないといけない。組織としての攻撃だったり、ブロックとディグの関係だったり、そういったことを見直さなければと思いました。 相手のサイドプレイヤーは強打だけではなく、軟打も織り交ぜた攻撃をしてきました。見習ってやっていきたいところですね。 私たちも第1セットの終盤に粘り強さを出せました。これを持ち味として、試合の中でたくさん出せるように頑張っていきたいと思います。
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