100切り達成へ椅子を駆使した特訓の成果は…大村湾CCの美しい夕日に誓う成長。近道は自身の技量を知り、背伸びしないこと?【西スポOTTOゴルフ企画】
■今後の大きな課題
今回のラウンドでは、ドライバーで250ヤードに迫るような打球もあった。一方で、助言を体にしみこませるようなフォームづくりは、まだまだ試行錯誤の過程だ。冒頭の5番では、2打目が左足下がりの傾斜だったこともあり、9番アイアンでミスショット。結局、ボギーに終わった。 ちなみに前後半の合計スコアは目標の100切りを果たせたかというと…そこは機密事項とさせていただきたい。 100切り安定のためには、技術の向上とともに、正しいコースマネジメントも習得しなければいけない。全てのクラブにおける自身の飛距離の確認、正しいクラブの選択、ミスした後の対処法…。まずは自分の技量を正確に知り、背伸びをしないプレーを心がけるのが近道になるのだろう。 うつむきがちな場面の多いラウンドだったが、顔を上げて周りを見渡せば景観に恵まれた美しいコースが堪能できた。 特筆したいのは、左ドッグレックの16番ミドル(445ヤード)。広いフェアウエーの先が見えない打ち上げの特徴的なコースだ。「グリーンからは大村湾が一望できますよ」と山口新一副支配人。言葉通り、たどり着いたグリーン上には絶景が待っていた。まるで神様にお願いするように、私は夕日に向かって自然と手を合わせていた。もっとうまくなりたい―。神頼みではない成長を誓った。 ランチでは、長崎を代表するご当地グルメの「長崎ちゃんぽん」(1300円)を堪能した。どんなに猛暑でも、食べ応えのある麺と野菜のうまみが染み込んだ熱々のスープは最高だった。 ■「大村湾カントリー倶楽部 オールドコース」 長崎自動車道の東そのぎインターチェンジ(IC)から約20分。長崎県大村市東野岳町1334。0957(55)7151。 ■「大村湾カントリー倶楽部 ニューコース」 長崎県大村市東野岳町1420の1。0957(55)3131。
西日本新聞社