カーリングの本場で準備着々と ストーンを投げ入れる“円形の的”はどうやって作る?本田望結さん主演映画「カーリングの神様」のメインロケ地
長野県御代田町草越のカーリング施設「カーリングホールみよた」で、今季の営業が10月1日に始まるのを前に、ストーンの的となる円形の「ハウス」を設ける作業があった。施設を運営するNPO法人あさまハイランドスポーツクラブ(御代田町)のカーリングクラブ員ら7人が、手際良く整備を進めた。 【写真】記者会見する本田望結さん
今月17日に準備を始め、氷を毎日数ミリずつ厚くしてきた。23日時点の厚さは3センチ。7人は室温12度の中、金属製の長さ2メートルほどの「サークルカッター」で氷に円形の目印を描き、赤や青の布を並べた。布に農業用の霧吹きで水をまいて固定し、計六つのハウスを設置。27日まで続く準備期間中に、氷を4~5センチの厚さにする。
カーリング歴約10年の会社員梅野浩太さん(39)=東京=は「作業は大変だったが、新しい氷はきれいで気持ちよく投げられる。自分で作った氷でプレーできることは楽しみ」と話していた。
同ホールは11月に全国公開予定の本田望結(みゆ)さん主演の映画「カーリングの神様」のメインロケ地になった。今季の営業は来年4月末まで。クラブ員が使用する他、貸し切りにして大会を開く。