3連覇を目指したアルカラスの挑戦は準々決勝で終了「ローマでは何とかプレーできると思う」 [マドリッド・オープン/テニス]
3連覇を目指したアルカラスの挑戦は準々決勝で終了「ローマでは何とかプレーできると思う」 [マドリッド・オープン/テニス]
ATPツアー公式戦「ムトゥア・マドリッド・オープン」(ATP1000/スペイン・マドリッド/4月24日~5月5日/賞金総額924万9713ユーロ/クレーコート)の男子シングルス準々決勝で、大会史上初の3連覇を目指していた第2シードのカルロス・アルカラス(スペイン)が第7シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)に6-4 3-6 2-6で逆転負けを喫した。 ~ムトゥア・マドリッド・オープンの準々決勝で敗れたディフェンディング・チャンピオンのアルカラス選手~ 2-2から唯一のサービスダウンを喫して第1セットを落としたルブレフは第2ゲームでブレークしたリードを守って第2セットを取り返し、第3セットで相手のサービスゲームを2度破って1時間59分で勝利を決めた。 「今日の彼(ルブレフ)はかなりよかった。サービスが素晴らしかった。ブレークするチャンスは何度かあったけど、ものにすることができなかった。それが試合のカギだった。それにしても今日の彼はずば抜けていたね」とアルカラスは試合後の記者会見で語った。 「すべてのボールで彼を限界まで追い込むことができなかったから、彼はいつもいいポジションでボールを打つことができていたと思う。ルブレフのような選手にいい体勢で打たれたらポイントを取ることはほぼ不可能だし、倒すことなんてできないよ」 ルブレフは次のラウンドで、第21シードのフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)を6-1 3-6 6-3で破って勝ち上がった第12シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)と対戦する。 マイアミの準々決勝で敗れたあとモンテカルロとバルセロナを右腕のケガを理由に欠場していたアルカラスは今大会で復帰したが、すべての試合で右腕にサポーターを付けてプレーした。 「フォアハンドを打つときはいつも、違和感があるかどうかに関係なく前腕のことを考えている。痛みをなくして前腕のことを考えることなくいい状態でローマに臨みたければ、この数日に一生懸命努力しなければならない。ゆっくりとしたプロセスになるだろうし、我慢強く取り組まなければならないと思う」とアルカラスは右腕の状態を説明した。 「前腕に関して今はいい感覚でマドリッドをあとにするけど、もっと頑張らなければならない。ローマでは何とかプレーできると思う」
テニスマガジン編集部