清宮虎多朗(楽天)が支配下昇格! 八千代松陰出身初の高卒支配下投手に
楽天は5日、2018年育成ドラフト1位・清宮 虎多朗投手(八千代松陰出身)を支配下登録した。 【一覧】八千代松陰出身でドラフト指名された選手 昨シーズンは2軍で39試合に登板し、2勝2敗22セーブ、防御率4.00の成績を残し、36回を投げ39奪三振と、奪三振能力が高かった。今年もオープン戦で5試合に登板し防御率2.25。4回を投げ5奪三振と、ここでも投球回数以上の三振を奪っていた。1軍でも同様に三振を多く奪う投球を見せたいところだ。 清宮の母校、八千代松陰のOBとして、最初にドラフト指名されたのは、度会博文だった。そう、今をときめくDeNA・度会 隆輝外野手(横浜高出身)の実父である。度会博文は、中央学院大に進学し、1993年のドラフト会議でヤクルトから3位指名を受けプロ入りしている。 それ以降は、なかなかドラフト指名を受ける選手はいなかったが、2007年大学生・社会人ドラフトで、多田野数人と大場翔太の2人が同時に1位で指名を受けている。多田野は立教大からMLBを経ての入団で、大場は東洋大を経ての入団だった。 その後は、2016年に小林慶祐(東京情報大→日本生命→2016年オリックス5位)が社会人経由でプロ入り。そして、2018年に清宮が初めて高卒で指名を受けた。清宮の翌年には、ヤクルトに5位指名された長岡 秀樹内野手が初めて高卒で支配下指名を受けている。 支配下登録を勝ち取った清宮の次なる目標は1軍昇格と1軍デビュー。1学年後輩で八千代松陰史上初の高卒支配下指名を受けた長岡は、すでにヤクルトのレギュラーを獲得し、2022年にはゴールデングラブ賞も受賞している。その長岡に負けないような活躍に期待がかかる。