琉球ゴールデンキングスの選手のシュートが決まり、手を上げて喜ぶブースター＝13日、沖縄市のコザ・ミュージックタウン音市場

　プロバスケットボールの年間王者を懸け、チャンピオンシップ決勝に挑む琉球ゴールデンキングスを応援しようと25日、沖縄市のミュージックタウン音市場で開催されたパブリックビューイング（PV）に250人のファンが駆けつけた。「ゴーゴーキングス！」。時折、激しい雨が降る中、ファンは雨音をかき消すほどの声援を送り続けた。キングスは勝利し、連覇まであと1勝。ファンは大きな拍手とともに「チームプレーで勝つ」「連覇だ」と意気込んだ。 【写真特集】キングス、連覇へ王手　試合前の選手らの表情も　広島に74―62（25日の試合）

　終始相手にリードを許さない選手の奮闘を、ファンは固唾（かたず）をのんで見守った。最終第4クオーターで相手に追い上げられるも、今村佳太選手、岸本隆一選手らの3点弾で流れを取り戻した。 　「もう大丈夫」「いける」。勝利を確信したファンは、拳を突き上げ喜びを表した。試合終了のホイッスルが鳴ると、会場は拍手に包まれた。 　那覇市から親子で訪れた下地ひろみさん（59）は「全員が活躍している。試合ごとに強くなっている」と両手を握りしめ、言葉に力を込めた。娘の結菜さん（22）は「今村選手が3点弾にリバウンドにとすごかった」とたたえた。 　最前列で一番大きな声援を送っていた沖縄市の女子児童は「今村選手、最高ーっ」と試合後に第一声。児童の友人らは「クーリー選手もゴール下で頑張って、何度も点を取ってた」と興奮冷めやらぬ様子だった。