消火するゾウ…鼻を使って一斉放水 サーカス会場で消防訓練 鹿児島市
鹿児島市のドルフィンポート跡地の特設会場で開催中の木下大サーカス鹿児島公演(南日本新聞社主催)の団員らが23日、会場で消防訓練に取り組んだ。火災発生時の対応を確認した。 【写真】サーカス会場での消火訓練=23日、鹿児島市本港新町のドルフィンポート跡地
公演中に大テント近くの売店から出火した想定。団員ら約70人が初期消火と通報、観客の避難誘導の手順を確認し、消防署員と大テントへ一斉放水した。初期消火訓練では、団員らが消火器の使い方を学んだ。ショーに出演するゾウ2頭もデモンストレーションで参加。水を勢いよく鼻から吹き出した。 中央消防署名山分遣隊の柿元博明副隊長は「来場者を幸せにする場所だという意識で防災に努めてほしい」。臼井邦夫専務は「安全第一で楽しいサーカスを見ていただきたい」と話した。
南日本新聞 | 鹿児島