アウディ「ベイビーQ7」誕生!? 次期Q3、ボディ拡大&スプリットヘッドライトで存在感マシマシ
アウディの人気コンパクト・クロスオーバーSUV、「Q3」次期型の最新プロトタイプをカメラが捉えた。完全新設計されたQ3は、丸みを帯びたメッシュグリルを備えた、より曲線的なフロントエンドを採用しているほか、スプリットヘッドライトが完全に露出、大きなメッシュグリル両側に配置されている。フォルクスワーゲン「ティグアン」といくつかのパワートレーンを共有 約8カ月ぶりに姿を見せた開発車両は、これまでのカモフラージュを削ぎ落とし、いよいよ最終デザインが見えてきた。 完全新設計されたQ3は、丸みを帯びたメッシュグリルを備えた、より曲線的なフロントエンドを採用しており、変更点は明らかだ。また、スプリットヘッドライトが完全に露出、大きなメッシュグリル両側に配置されている。 側面に回ると、柔らかい曲線とシャープなラインが混在する進化したキャビンが見える。さらに注目すべきは、リヤクォーターウィンドウが大きくなったことで、ボディサイズが拡大された可能性が高いことだ。脚周りには赤いブレーキキャリパーがみえることから上位「S」、または最強「RS」の可能性もありそうだ。 リヤセクションでは、より洗練されたルーフ、スポーティなDピラー、膨らみを持ったホイールアーチがみられるほか、分厚かったテールライトは、スリムな逆L字デザインへと刷新されていることもわかる。目立ったエキゾーストパイプは見当たらないが、バンパーに排気管が見えるため、ICE搭載モデルであることは間違いなく、全体的イメージは「ベイビーQ7」と言ったところだ。 キャビン内だが、おそらくA5やQ6 e-tronなどの新しいモデルの足跡をたどるとみられる。そうだとすれば、11.9インチのデジタルインストルメントクラスターが備わり、14.5インチのインフォテインメントシステムに接続、オプションの10.9インチの助手席ディスプレイが提供される可能性もあるだろう。 エンジンオプションは、フォルクスワーゲン「ティグアン」といくつかのパワートレーンを共有する可能性がありそうだ。最高出力150psを発揮する1.5L直列4気筒ガソリンターボ+マイルドハイブリッドや、最高出力272psを発揮する1.5L・TSI Evo2と電気モーターを組み合わせたPHEVのラインアップなどが予想され、18.5kWのリチウムイオンバッテリーを積み、EV航続は100km(62マイル)が期待されている。 Q3次期型の開発が順調に進めば、ワールドプレミアは2024年内となるが、「Q2」が一世代で終了することから、Q3が再びアウディのエントリーSUVのポジションに収まるとみられている。
APOLLO