「20代が住みたくなる部屋」大学生のアイデアで産学官連携のリノベーションが実現!「秘密基地」の空間がある部屋
「ワクワクな瞬間をみつけられる部屋」が完成
10月下旬に部屋が完成した。 ワンルームを壁で仕切ったことによる圧迫感を軽減するために、部屋は開放感のある白に統一。フローリングも少しでも広く見えるよう板の貼り方を縦にした。 トイレの壁紙を爽やかな薄い緑色にしてアクセント。 玄関にはアーチ形にくりぬいた棚やかわいい照明で、家に帰った時に思わず「嬉しくなる」気持ちを演出した。 飾り扉の奥が、こだわりの「秘密基地」だ。落ち着ける空間に仕上がった。「自分だけの居場所という空間で大満足。圧迫感なく柔らかい曲線が入ったことで、かわいらしい落ち着きのある印象になった」と笑顔だ。 部屋が散らかっている時はモノを隠せる、人が来た時に「ここなんでしょう」とワクワク感を共有できる、そんな空間になった。 友人たちも見学に訪れ、部屋の開放感やデザインを絶賛。秘密基地の空間を見て「この空間を貸してほしい!」と話していた。 岩尾さんは「自分の好きなことがある人や夢中になれる瞬間がある人に住んでもらったり、夢中になれることがみつかっていなくても、この部屋で自分の思いのままに過ごしてワクワクな瞬間を見つけてほしい」と話す。 不動産会社も大学との連携により、部屋の借り手となる学生のリアルな声を知ることができた。担当者は「インスピレーションはたくさんもらった」と話し、今後のリノベーションに活かせると手ごたえを感じている。 企業と大学が手を結び、取り組んだ「理想の部屋づくり」。大学にとっては学生たちの学びの場として、不動産会社にとっては借り手にもなる学生たちとつながる場、そして何より学生たちが「将来の夢」に近づく場となった。 (テレビ長崎)
テレビ長崎