深夜でも「信号無視」は絶対にNG? 車や人がいない状態でも、警察に見つかったら「罰金」など払うことになるの? 元警察官の筆者が解説!
歩行者や自転車が信号無視をするとどうなる?
歩行者や自転車でも信号無視は適用されます。ただし、歩行者や自転車は交通反則通告制度が適用されないため、刑事手続きが必要です。そのため、実際は車のように必ず検挙されるわけではありません。 歩行者や自転車でつい信号無視をして、お巡りさんに注意だけされたことがあるという人もいるのではないでしょうか。私も青切符は嫌になるくらい作成しましたが、歩行者や自転車の違反を検挙したことは1回もありません。 ただし、最近では歩行者や自転車でも悪質な違反は検挙される傾向にあります。また、自転車は現在交通反則通告制度の適用が検討されており、将来的には自転車も青切符を切られるようになるかもしれません。
まとめ
深夜でほかに誰もいない状況でも信号無視をしてはいけません。警察官が見ていれば信号無視として青切符を切られます。ただし、青切符(交通反則通告制度)では故意も過失も同じ反則金で、普通車の場合は9000円です。そのほかに違反点数として2点減点されます。 無灯火の自転車などが急に暗闇から出てくることなども考えられることから、誰もいないだろうと思っても、信号無視はせずルール通りに走行しましょう。 出典 e-Gov法令検索 道路交通法 警視庁 交通違反の点数一覧表 警視庁 反則行為の種別および反則金一覧表 執筆者:山根厚介 2級ファイナンシャルプランニング技能士
ファイナンシャルフィールド編集部