米国防長官が訪韓見送り 非常戒厳巡る混乱で安保協議にも影響
【ワシントン聯合ニュース】米国防総省は5日(現地時間)、オースティン国防長官が近く日本を訪問すると発表した。オースティン氏は韓国訪問も予定していたが、取りやめた。韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が「非常戒厳」を宣言したことによる混乱や金龍顕(キム・ヨンヒョン)国防長官の免職などにより、対北朝鮮の抑止力強化に欠かせない韓米の安全保障協議にも影響が出ている。 国防総省の関係者は聯合ニュースの書面質疑に対し、「今回、オースティン長官が韓国を訪問する計画はない」と答えた。ロイター通信は複数の当局者の話として、オースティン氏は韓国を訪れる予定だったが、今回は適切な時期ではないと判断したと報じた。 4~5日に米ワシントンで開催される予定だった「核協議グループ(NCG)」の会合も延期となった。国防総省のライダー報道官は今後のNCG会合の日程について、「まだ提供できる情報はない」として、「韓国でのイベントを考慮した際、これ(延期)は慎重な措置」と表明した。在韓米軍の体制変化に関しては、「軍には変化がない」と述べた。
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